日ハムが優勝を決めた。
ここ四年間で、三度の優勝は、フロッグでないことの証明だろう。
では、その要因は?
セリーグ優勝の巨人と比較してみると分かりやすい。
●他球団の先駆けとなったドラフト戦略
ドラフト候補選手の実力を数値化しているとのこと。
体格や見た目にとらわれず、実力を極力、客観的に評価してドラフトに望む。
あくまでも実力。
親の職業や学生時代の素行などは評価の基準に関係無し。
また、他球団と相思相愛の選手だろうとお構いなし。
実力があれぱ、ドラフトで取っていく。
同じくリーグ優勝した巨人のドラフトも以前と比べれば選手のネームバリューに左右されなくなったが、
日ハムの徹底さとは比較にならない。
●小谷野、糸井を生んだ「強化指定選手」という制度。
日ハムの選手育成のポイントになる制度は「強化指定選手」というものにある。
本拠地を北海道に移した04年を境に、球団に育成部門を設置した。
そして、球団自身が二軍をフロントの直接管轄とした。
これは一軍首脳陣に二軍運営の権限まで与えると、監督が代わるたびに育成や指導の方針が変わる。
その弊害を防止するためだ。継続した指針で徹底的に鍛える。
そのような二軍の中から、実力をつけ始めた選手を、「強化指定選手」として指名し、二軍の試合で優先的にチャンスを与えて、更に鍛えるという。
ここから飛びだして来た選手が、今や一軍の打線を牽引する小谷野であり、糸井なのだ。
実は、この制度を真似たのたが、巨人である。
坂本なども、この同じような制度から飛び出した一人である。
但し、巨人はラミレスや小笠原、グライシンガーら相も変わらぬ大補強があってこその育成。
自前でそれを実践する日ハムとは、根本的な差がある。
●FA、トレードで若手台頭しチーム活性化
FAで優れた選手を買い漁るのが巨人。
他方、日ハムは逆で04年オフ、稲葉を獲得して以降FA選手はひとりも獲得していない。
それでも優勝できる。
何故か?
06年オフ、当時の主砲だった小笠原がFAで巨人に移籍。リリーフの岡島もFAでレッドソックスに移籍。そして昨オフは、抑えのマイケル中村がトレードで巨人に移籍。
これらは、高騰する人件費を抑えるために放出したとのことである。
その高すぎる人件費を、下から自前で育ててきた若手に回し、球団としての上手な新陳代謝を繰り返していく。
その典型例が、武田久。マイケルが抜けた穴をストッパーとして活躍し、パ・リーグトップの34セーブ。
ドラフト、二軍育成、FАの非行使、
巨人とは、まったく違った手法。
金による巨人の優勝と、金をかけずに優勝する日ハム。
良し悪しはファンが決めること。お客様あってのプロ。
ただ、こう好対照な優勝チームは、両チームのカラーをよくあらわしていて面白い。
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